ベトナムはあんまり信号がないうえ、電車がないので、基本車かバイク。なので、交通量が半端ない。
大通りを渡ろうと思ったら、途切れることなくそれなりのスピードを出してがんがん走っているところを行かなければならない。
ちなみに渡り方は、特になくて、歩行者がいれば車もバイクもちゃーんとうまく避けてくれる。
だから、途切れなくても普通に渡れば良いだけなのだ。重要なのは、焦って走り出すなどという予測不可能な動きをしないこと。
私は一番の交通量を誇るホーチミンがベトナムのデビュー戦だったのだけど、この自分のペースでゆったり歩くのはまったく苦手ではなく。
普段も基本的には相手が車だろうと歩行者だろうと、私が歩いていようと車であろうと、避けるのはお前(相手)だろと思って生きているからかもしれない(笑)
だけど、あざらしくんは、はねられてしまうと思うみたい。一人で渡ったときはもう大事件みたいで、ものすごい達成感で話してくる。
「渡ったんだよ!!!」と言うから、てっきりハン川(ダナンのメインリバー。結構幅広い)を渡ったのかと思ったら、ホテルの前の道路だった(笑)
↓あざらしくんが道路を渡って撮ってきた傑作↓
あざらしくんの武勇伝を聞いていて、ふと思い出したことがある。
あざらしくんは理不尽な痛ましい事件があると、犯人への処罰感情が湧くのか、あの「事件(犯人)はひどい、被害者の家族の方々がどんな思いをしているか…」という話をよくする。
もちろん私も同じように思う一方で、法学部出身なので、刑事訴訟法の基礎の基礎である罪刑法定主義もよくわかる。憲法を学んだので人権意識もよくわかる。
だから、あぶないやつはぶちこんでおけという話はさすがに行き過ぎだと思うのだが、あざらしくんはそうでもないらしい。
この話はいつまでも平行線なんだけど、ふと私の口からあるキーワードが出た瞬間、議論が収束した。
それは、「私は、自分は加害者になりうるとは思っているけど、被害者になるとは思っていない」というもの。
そう、つまり、あざらしくんは、「自分は被害者になりうるとは思っているけど、加害者になるとは思っていない」のだ。
「あぶないやつはぶちこんでおけ」というセリフを、私は自分ごとに感じるから、きっと頭ごなしにそういうことが言えないんだと思う。
同じように、私は自分が車にはねられるなんて思っていないのだ。もちろん、すでにグラブバイクに2ケツして、運転手の目線を垣間見たことがあるからかもしれないけれど。
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