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【雑感222】必死で幸せ

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先日、Facebookのなつかし投稿の通知で、8年前のちょうどこの時期(2013年7月)にやっていた仕事のネタが上がってきた。

この頃は仕事関係のこともFacebookにのせていたんだっけ。全然おぼえてない(笑)

今でこそまったくと言っていいほど製作に関わっていないけれど、入社して5年くらいは、私も普通に製作していたんですよね。だいぶ昔な感じがするけど、採用にシフトしてやっと今のポジションのほうが長くなった、くらいなのです。

当時は1週間以上かけて製作する案件なんてふつうにゴロゴロしてた。

今回上がってきたのは某アイドルの東京ドームコンサート。(5大ドームツアー)

こんなでかい一枚ものの図面、あれ以来一度も見たこと無い。ちなみに面積は1000㎡。

普段の製作ならきちんと図面を解読して、材料の発注は適正数量だけするものだけど、今回は納期もないし計算している暇もないから、見切りで発注。

とにかくひたすら手を動かしまくって、材料が尽きたときにようやく強制的に手を止めることになって、やっと計算する時間ができた、という前代未聞の事態。その結果、材料を1.7倍も多く発注していたことに気づいて愕然とする…

(が、結局追加発注が半端なく来て、結局最終的には半年ほどなんだかんだで工場にい続けたものの、全部はけました。そんだけ発注がわんさか来ていたんですね)

そういえばあのとき、死ぬほど材料を発注してさんざ余らせてしまったのに、誰にも文句言われなかったなあ。そんなこと誰も気にしてる余裕なかったし、決していいことじゃないけど、多少の見切り発注は結構ザラにあったからなあ。

 

社会人生活ももう15年になるけれど、塾講師時代にしろ、製作部時代にしろ、採用初期にしろ、ものすごい物量とか大型案件とかで生きるだけで精一杯だった時代が大半だった。

しんどかったけど、悩み事なんてなかったし、仕事や会社をやめたいと思うことなんてなかった。

間違いなく思考停止していたし、だからこそアクションプランナーにがつんとやられて時間管理をするようになったのだけど(笑)

今回の記事を書くにあたって、当時の大型案件のことを思い出してみた。メールボックスで検索した当時のメールの文面からは、あの時代はあの時代で、むちゃくちゃ充実してて、楽しかったんだろうなあということがよくわかる。

 

ようやく落ち着いたと思ったら、コロナであっという間にすべてが幻のように消えてしまった。

新人指導をしていると、彼らの悩みごとは、基本、暇だからなんだろうなと思われるものばかり。コロナ以降は特にそうだ。

忙しくしていれば、そんなの気にならなかったであろうことが気になる。

忙しければ自然と練習したり鍛えられたりすることが全然鍛えられていないから、いつまでも自信がつかない。

私はラッキーな時代に生まれ育ったんだなあ。

 

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