先日、消費者生活センターに初めて電話しました。
というのも、私が普段使っている京急バスで、ものすごく理不尽と感じた出来事があったからです。
私は沿線住民ということもあって、コロナの前は京急バスを使うことがそれなりに多くありました。
特に工場に行くときは、京急バスを乗りついで行くので、１日で４回乗ります。
バスの運賃は１回あたり220円（当時）だったので、500円で買える１日乗車券をヘビーユースしていました。
１日乗車券はバスの運転手さんから買うのがどうやら基本らしいのですが、でも、運転手さんはいつも２冊しか持っていなくて、２回に１回買うのはかなり面倒くさく…
おまけに、私が乗る路線は10分単位の遅延がいつも起きていたので、その状況で運転を止めることが他の乗客のみなさんに申し訳なくて、私は京急バス営業所でまとめて20冊買い込んで使っていました。
ところがコロナ以降は、雨が降っても、ものすごく暑くても、基本自転車で工場に行くことが多くなり、そもそも雨の日に無理して外出することもなくなりました。
その結果、それなりの量の１日乗車券を使わないままずっと保存していた…のだけれど、
コロナも落ち着いたことだし、と先日久しぶりに１日乗車券を使ってバスに乗ろうとしたら、もう１日乗車券は使えなくなったと。
まあこのご時世だし、500円はさすがに安すぎるのかなと思って、いつか払い戻しに行こうとそのままにしていました。
京急バスの営業所は土日はやっていないし、平日も19:00くらいまでしかあいていないので、なかなか行くチャンスがなくて。
ようやく先日あざらしくんが時間があるとのことで、営業所に払い戻しに行ってもらったら、「払い戻しはできません」の一点張りだったそうで…。
あざらしくんはこういうときにスッと引いてしまうので(笑)、サイトを調べて、事業統括部業務統括課なるところに電話をしてみました。
すると、同じように「払い戻しはできません」の一点張り…。
ちなみに、回数券のほうは払い戻しができるようなのですが、１日乗車券については↑のように何も対応についての案内はありません。
話を聞いてみると、「１日乗車券は、使うその日に買うものなので、払い戻しという概念がそもそもない」とのこと…。
ええええ〜初耳(笑)！
↑に書いたように、お互いにwin-winだと思ってまとめ買いを何度かしていたのですが、「１日乗車券は、使うその日に買うもの」というアナウンスは一度としてありませんでした。
そういう経緯を伝えても「でもウチとしてはそういうものとして扱っていますので」の一点張り。どういうものかの説明なんてどこにもないし、誰からもなかったけど、そういうものだと。
「そんな後出しジャンケンみたいなこと…」と言っても、「それはあなたがそう思ってるだけですよね」と。私から言わせればこっちの言い分だって「それはあなたがそう思ってるだけですよね」なんですけどね(笑)
電話対応した人は自分は責任者だと言い張るわりには、「（どこにも説明はなくても）ウチとしてはそういうものなんで」の説明が限界らしいので、納得出来ない私は消費生活センターに電話してみました。
電話に出てくれた女性は私の話をしっかり聞いて、「そんな説明じゃ納得できない、ひどい話だ」と同情してくれたうえで、一緒に京急バスの運送約款を調べてくれました。
それによると、乗車券を取りやめるのであれば、使えなくなる日にちを含む2ヶ月間、バス車内に掲示をしていれば、払い戻し可能な期間がその範囲内でも、問題はないとのこと。
コロナをきっかけにバスに乗らなくなった乗客は何も私だけではないと思いますが、たとえそういう背景があったとしても、運送約款にそう書いてある以上、ここで争うのは難しいだろうと。
なるほど〜。
私を含めて運送約款なんて誰も読んでいないと思うけど(笑)、そうやってどこかに記載があるなら仕方ないことですよね。
（子会社ではあるけれど）上場企業の事業統括部業務統括課の責任者だと言うわりには、そういう説明もまったくしてくれず、ただただ「うちはそうなんで」で終わらせるのか…とあまりに呆然とした出来事でした。
それに引き換え、消費生活センターの方はほんとプロ…！
みなさんも困ったことがあったら、相談してみるといいかもしれません。
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