先日、採用関連での商談のときに、(人材会社の)新卒1年目?2年目?の若手の話を聞くことができた。
現在25卒の採用面接もやっている話をしたところ、「安達さんの面接では心が折れる人も少なくないと思います」とフィードバックを受けた。
この時期にまだ内定がない学生というのは、何らか理由があるわけなので、「何が原因だと思う?」という話は必ずする。
彼いわく、「それ(=その質問)は大丈夫です」と。
だけど、その原因が的外れなのが現実なので…
「私は『何が原因なのか、自分に向き合って考えないとね』って話にもっていきます」という話をすると、そこでNGが。
彼いわく、今どきの学生はメンタルかなり弱い人が多いらしく、反省というものができないらしい。というわけで、どんな薄っぺらい原因でも「そう考えているんだね」程度にとどめなければいけないらしい(笑)
でも、よくよく考えると、おひさまようこ活動において多くの方が脱落するのが、この「自分に向き合う」というハードルだ。
例えば、10年プロジェクトでは、「今、自分に向き合って思うこと」という内容の文章を月に1回以上書く取り組みを行っている。
今はもう全メンバーが月3本以上書いているくらい、すごく自分の成長につながるという実感を持っていただけている取り組みなのだが、2019年に始めた当時はこれを発表した瞬間に退会者が相次いだ。
自分に向き合うとはどういうことなのかわからない人も多かった。そして、自分に向き合えていないという指摘が続いた人はどんどん退会していった。
先日も、コーチング練習会で、「もっと自分に向き合って考えないと。ほんとにコーチングうまくなりたいの?うまくなりたい気持ちがないと学びを吸収できないし、ただただ表面的なスキルだけ活用しても、相手の心には刺さらないよ」というフィードバックをしたところ、参加者みんなが「陽子さん言ったな〜これはやばいぞ」と思ったらしい(笑)
その方の事前情報だと、職場では怒鳴られたり机ばんばんして怒られたりすることが普通の環境だとのこと。そんなに職場環境が厳しいのに、そんな私のフィードバックくらいで…と思ったものの、
「陽子さんの指摘は本質的なんですよ、だから刺さるし痛いんです(「自分に向き合う」発言だけの話じゃないです)」と参加者からご意見が…。
そっか…。
本質的な指摘じゃないと聞いてもらえないし、本質的だからこそ人にフィードバックする価値があると思っていたんだけどなあ。
このあたりに関して、私の講座について思うことを書きました。
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