二次選考の就業体験に来た学生について「どうだった?」と、中堅社員に聞いてみました。

返事が、「良かったですよ、勝手に判断して進めないで確認してくれたし」と。
それで良かったんだ…と思ってしまいませんか?(笑)
でも、実際その社員の言うことはもっともで、「確認しながら物事を進めていく」ができる人は結構限られているのが現実です。
どうしてこういう事態が頻発するのかを考えてみると、学生は、【確認しながら物事を進めていく】という経験をしたことがないのです。
もちろん、部活やサークル活動など、複数の人で取り組むことそのものはしたことがあると思います。
でも、その複数の取り組みは、場所や時間はもちろんのこと、年齢、カルチャーなど、実に様々な物事をは共有している(=確認しなくてもお互いにわかる)という状況下で起きていることです。
思い起こせば、私も、部活やサークルではその記憶はないのですが、バイトでは、【確認しながら物事を進めていく】のが当たり前でした。
例えばファミレスのキッチンのときは、自分がシフトに入るときに定位置にしかるべきものがきちんと揃っているかの確認はもちろんのこと、作業中も、今この瞬間の優先順位はこれで合っているのかを常に声に出して確認しています。
本当に忙しい職場だったので、自分が今「この瞬間」求められていることを確実にこなしていかないとまわらなかったし、求められていることが何なのかはリーダーが決めることだったので、聞かなければわからない。
例えば、メインのお食事が出る前にサラダなどの先に出る料理をきちんと出したり、複数のお客様のテーブルではメインのお食事タイミングを原則合わせて出したり、などのオペレーションをリーダーが考えています。
一緒に働いているので、場は共有できていたけれど、オペレーションの中身は基本リーダーの頭の中だけしかないので。
そう考えると、あのファミレスでのバイトは本当に仕事に直結する大事な経験だったのだなあ…と。。

そして、【確認しながら物事を進めていく】ことは、できる人は何についてもできるのですが、できない人は何についてもできないもので…。
新人が私のところに質問しに来るときは、「先輩から時間もらってここに来てる?」とか「先輩はここにいること知ってるの?」と聞いたりして、【ひとりで勝手に行動している】状況を理解させることも実はしょっちゅうです。
そして、私がなにか頼み事をするときは、「まずは1枚目やったら持ってきて」「納品書を作るときはダブルチェックというルールにしよう」など、確認のプロセスを手順にしてしまっていることも多いです。
【確認しながら物事を進めていく】を教えるよりも、確認をプロセス化(ルール化)してしまって、体で覚える環境づくりをしています。
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