発達障害は、脳機能が定型発達の人と少し違うと学びました。
前回の続きです。
この「脳機能」というのは、これまで書いてきた通り、思考の流れや思考のポイント、笑いのツボのようなものだと思うようになりました。
たとえば、あざらしくんは書類の記載が全般的に苦手です。
多くの項目で「ねえ、これって何を書けばいいの?」と聞いてきます。
今回もタイデジタル到着カードという入国審査の書類を事前にオンライン申請する必要があったのですが、そのときも
よ:「オンライン申請するんでしょ」
あ:「到着のときに出すんでしょ」
よ:「事前申請できるよ」
あ:「税関審査のやつはもう作ったよ」
などと、完全に話が噛み合いません。
あざらしくんは「タイデジタル到着カード」が「タイへの入国審査書類」だと認識していなかったようです。
「到着」という言葉だけ切り取るなら「タイへの到着」も「日本への到着」も両方意味するはずですし、もっといえば日本出発前の会話なんだから、まずは「タイへの到着」を意味するのだろう…といった思考ではないのです。
(ちなみに、税関審査のを作ったというのはvisit Japan webで旅程を登録したことだと思います)
「書類」は、いわゆる多数派がわかりやすいように作られているものがほとんどです。
なので、あざらしくんのように、ツボが多数派と違う人には、いちいち、何を聞かれているのか何を求められているのかピンとこないことがあるのだろうなと思うのです。
書類を「読む」のは他人の考えが元になっているので全然わからないのですが、自分が「ゼロから作る」ことは問題ないので、普段の予備校講師としての書類が絡む仕事は問題なくできるのですよね。(笑)

このような感じで、日々の生活を見直すと、「【普通】わかるでしょ」ということがものすごくたくさんあります。
教科書にもこのことは書いてあります。
いわゆる暗黙の了解的なことがわからない、明確に言語化されていないとわからない、とか。
確かにそれは発達障害とか関係なく、ちゃんと言葉にしないとわからないだろうなあと思えます。
ただやっぱり「障害」というだけあって、このシリーズで何度も言及している通り、相手が相当イラつくレベルでわからないというのが現実なわけです。
例えば教科書でも出てくるのが「なる早」。
「なる早」じゃわかりにくい。たしかにそうです。
でも、同じ仕事をしていて、この先のプロセスもわかっている状況下で、なる早という言葉じゃ曖昧だと言われたら、「じゃあ、あんたはいつもいつもすべてのことを明確にしているんかい」と怒りたくもなりますよね。
なる早という指示が曖昧だと思うなら、はいと返事をするだけでなく、「今から取り掛かるとなると15:00まで見てもらっていいですか?」などとすり合わせをすればいいのであって、言い方を変えてくださいというのは図々しいんじゃないかと思いますよね。
ちなみに当事者としては「言い方が曖昧だからわからなかった」と言っただけで、「曖昧だから変えてくれ」とは言ってませんが、【普通は】そう受け取りますよね…(笑)
そして、一度こういうやりとりをしたところで、お互いに学習するのはかなり難しいのも現実だと思います。
「なる早」を使うことは仮に避けられたとしても、日常生活で使っている曖昧ワードは無意識レベルでわかることだから、それがわからないなんて【普通は】想像つきません。
当事者の方も、相手の意図を汲み取れてない自覚はない(=ツボがまるきり違う自覚がない)から、いちいち確かめようとは思わない。
定型発達の人が「【普通】こうだよね?」と思うのと同じように、発達障害当事者の方も「【普通】こうだよね?」と思うのだから(笑)
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