前回の続きです。
例えばASDは、他人に共感したり場の空気を読むのが苦手だと言われます。
確かにそれは毎日感じることではあるのですが、あざらしくんの場合は、教科書に書いてあるような【「様子を見ておいて」と言われたときにほんとにただ見てるだけ】とか【明らかに具合が悪そうなのに「今日のご飯はまだ?」と聞いてくる】というようなことはありません。
だから私もこの特性をなかなか理解できませんでした。
でも、今は少し言語化ができます。
空気を読めないというよりは、【空気を読むために注目するポイントが定型発達の多数派とは違う】という感じです。見るとこそこじゃない、というか。
そのポイントのズレが、相手からするととてもしんどく感じるレベルなのです。
平たく言えば、「やたらめったら相手を怒らせる」レベルでズレているのです。
一緒に暮らしている私には、「相手の気持ちに共感するのが苦手です」じゃわかりません。
「【これわからない(できない)って、ほんとマジありえん!!】というポイントが【えっ、普通こうでしょ?何考えてんの?】というレベルでわからなから、相当イラつくと思いますよ」と言ってくれれば、覚悟もできるし、もっとあざらしくんや障害を理解しようと思えたのに。

教科書だからそこまで率直に書けないのかもしれません。
当事者を傷つけてしまうのかもしれません。
でも、実際、明らかに具合が悪そうなのに「今日のご飯はまだ?」と聞いてこられて、「うん、まだ、っていうか今日は無理かな?具合悪いんだよね…」ってスルッと言える人というのは、現時点では相当限られているのも現実です。
人間関係を良くしたい(=人としてはいい人であると思っている)から、解決法を探しているというのに、「共感が苦手です、だから配慮してあげてください」って言われたら、そうか自分が我慢しなきゃいけないのか、自分が人としての器を拡張しなければならないのか…と思ってしまいます。少なくとも私はそうでした。
PDCAサイクルを回すのが得意だと自負するこの私が、この15年こんなにしんどいのに、なかなかうまく対処できなかったのは、「他者に共感することが苦手」という特性の認識の甘さだと思っています。
ASDの人たちのズレているポイントは、「やたらめったら相手を怒らせる」ポイントであり、怒ってしまうことは決して悪くない。(=自分の不寛容さに目を向けてしまうのは、問題を見えにくくすることにつながる)
ただ、そのズレをASDの人は自力で修正することはできないと思うので(後述します)、ズレるポイントの傾向と新しい対策を考える必要があります。
私は、あざらしくんのズレ方の傾向を言語化できるレベルで理解していませんでした。
だから私には、あざらしくんのズレが突然襲ってくる理不尽にしか見えなくて、それも辛いと感じる要素の一つでした。
でも、ズレるポイントがあらかじめなんとなくではあるけれどわかっていて、しかもそれが「やたらめったら相手を怒らせる」ことだともわかっているので、落ち着いて対応できるようになりました。
次回、具体的なケーススタディをします。
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