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【雑感012】可視化の恐怖に勝った時、世界が変わる。

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可視化こそが人の行動を変える。

手帳講座でずっと一貫して伝えていることだけど、可視化するって結構怖いことだ。

 

可視化することで、それが守れたら一目瞭然だけど、守れなくても一目瞭然になる。

例えばどこの会社にも売り上げが低い営業がいる。

社長はもちろんこの社員をどうにかしたいから、発破をかけたり説教しているところが多数派だろう。

そんな下手な説教よりも、営業部員の成績を開示しちゃうのが手っ取り早いはずだが、それをしているところがどれだけあるだろう。

あるいは、会社全体の売り上げや利益が落ち込んでいる場合。

これもその数字をグラフでばーんと出しちゃったほうがトップから新人までわかりやすく危機感を伝えられると思うけど、売り上げグラフを貼り出している会社なんてなかなかないだろう。

 

こんなことを言っている私だって、今目の前で起きていることですら可視化するのが怖かった。

私は会社のルールを作るほどの立場にあるわけじゃないから、何か取り組もうと思えば基本「有志」とか「自主性」のものになる。

だからこそ、取り組みのほとんどについて可視化することができなかった。

可視化することでベテランこそ取り組んでいないことが明らかになったり、やってないことが明らかになった人から反発をくらいたくなかったから。

だけど、すべてを可視化している㈱武蔵野の会社見学に行って、ようやくふっきれた。

 

先週とある若手社員の取り組みを可視化したものをご紹介したが、それから立て続けにいろいろなものを可視化している。

まずは、朝の共有部分の掃除から。

朝少し早く出社してみんなで取り組もうと提案した5年前、ボコボコに批判されたという経緯があったので、あれから5年経った今でも「有志」でやっているこの朝掃除。

工場長自らみんなが嫌がる階段掃除をやってくれているのだけど、その横を平気な顔して「おはよーございまーす」と通り過ぎる新卒に、結局1年経ってもなかなか早く出社させられていないこの朝掃除。

それを可視化することには、正直、勇気がいった。

でも、実際開示してしまえば、「『4階女子トイレ』が(項目に載って)ないです」とか「ここは毎日やったほうがいいです」などと若い子たちのほうが意見をくれた。

 

まだまだ行動力が足りない。

 

 

 

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