価値観を明確にしたら、価値観が合わないことも明確になってしまった
私が2015年に通っていた公開研修のあるあるネタのひとつ。
決して安くはない研修なので、
それなりの所得があって、それなりにいろいろ成し遂げてきて、でも内情は最悪みたいな人がメインターゲット(←私もあてはまる…笑)。
ものすごくざっくり言えば、
そういう俺が俺がが行き過ぎたがゆえ、身近な人との人間関係が破綻気味なのをきっかけに研修を受けて、
いかに今まで自分中心で生きてきたのかを思い知るというカリキュラム。
なので多数派は人間関係が改善するというパターン。
でもむしろ俺が俺がタイプじゃない人はその逆で、
いかに自分が無いまま生きてきたのかを痛感し、ハッキリさせたら我慢できなくなって人間関係変えたくなっちゃった、みたいなパターンになる。
実際に後者のパターンの男性に話を聞いたことがあって、この人は婚約者と別れたんだって。
しかも彼女も受講生なのである意味円満だったとか。
*
ちなみに我が家の場合、
結婚する前には全然気づかなかったものの、結婚を決めてから実際に結婚式・入籍までの1年間でびっくりするくらい価値観が合わないことが判明した。
でもあざらしくんの方はむしろ価値観の違う人と結婚することをかなり肯定的にとらえていたので、まったく共感してもらえない。
↑で書いた内情が最悪ってこういうこと。
あまりに違いすぎて、なぜ私が違和感をもっているのかもあざらしくんにはわからないから喧嘩にすらならない。
わかってもらえないのも私の中では正直しんどい。もうどうすればいいのかよくわからなかった。
そんななかで始めたコーチングの勉強やこの公開研修の参加で、ようやくこのことに関しては私の中でのひとつの解決を見た。
それぞれの価値観を理解し合えれば、それでよかったのだ。
価値観を理解し合う尊重し合うというと、必ず出てくるのが、矛盾したときの対応。
まず、主体が自分たちそのものではないなら話は簡単。
私は子供を塾に入れるべきだと思っているけど、夫は子供は地元のチームに入ってスポーツするにするべきだと言ってる。
そういうときどうするか。
両方やればいいのだ。文武両道大いに結構。
予算と時間が許さないなら、塾とスポーツクラブと両方体験教室に行って、お金がないことをこどもに話し、こども本人に決めてもらう。
私は今夜は肉メインにしたいと言うけれど、夫は魚にしてくれと言う。
予算と時間が許すなら、両方作って両方余らせて両方冷凍したり翌日お弁当にすればいい。
許さないなら、作る人が決めればいい。
要するに矛盾する場合の基本対応は両方やること。
矛盾と言うけど実質はただの対立概念で、同時に存在しようがない状況なんて限られているものだから。
時間やお金やその他もろもろの事情で無理なら、交互にやること。交互にやると決めちゃう。
今年は私の希望で、来年は相手の希望で。そして相手の希望のときは100%守る。
これを忘れたりひっくり返したりするから喧嘩になる。
*
自分に向き合う講座を行う以上、その身に起きる変化くらい予想できてる。
もちろん私は責任取るつもりはない。
だってみんな自分の人生の責任は自分で取れるから。
必要以上のHELPはその人の自己肯定感を失わせるから。
だけど、向き合った結果起きたことは、どこまでも付き合うつもりだ。
私に受講生の変わりは出来ないけれど、私ができることしていいことは全部やるつもり。
それくらいの覚悟なんて、ふつうにある。
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