先日、若い子たちに、言葉遣いをあらためるようにという話をした。
うちの若い子たちは、「●●だし」という言い方をよくする。
「知らないし」「聞いてないし」「関係ないし」っていう感じ。
私の時代にはなかった言葉遣いだ。
聞いてみると、使っている方は本当に口癖にように使っているから、そこまで悪気を含んでいないものの、悪気をぼかした表現であることは事実らしい。
「え、知らないし(なんで私関係ないのにそんなこと聞くの、バカじゃないの)」というようなニュアンスではある、と。
実際私はそんな言葉を使わないけど、言われたら、そのニュアンスを感じる。
ものすごく冷たく聞こえるし、バカにされたように感じる。
流行り言葉とは言え、口癖とは言え、それをそのまま使うか使わないかは本人次第でしょ。
何も考えてないその一言で本当に傷ついちゃうやつは、それを傷ついたなんて言えないよ。
顔では笑っているけど、心は傷つくよ。
そういうのを言えない子に限って傷は大きい。
なんで他にも言い方あるのに、そんな言い方をするのがマジ意味わかんない。
じゃれあっているだけなのかもしれないけど、それでも他にもやり方も言い方もあるだろ。
そんな話をした。
その時に返ってきた返事。
本当に信頼関係があるからこそ、そういうやり取りができるっていうところもあります、と。
笑いながら言ってるときはそんな感じです、と。
それで、その深い信頼関係を確認しあっているんです、と。
なにその薄っぺらい信頼関係。
別にネガティブワードのやりとりじゃなくたって信頼関係はいくらでも確認できるじゃん。
「お前マジ死ね〜」って言いながら笑い合う人間関係って気持ち悪いでしょ。おかしいでしょ。
おたがいまずいものを食べて、「うわーなにこれまずいまずい、人生でまずいものランキング更新したなー」って言いながらごはんをともにすることが、信頼関係の蓄積?
恋人や家族が「今日も1日どんな死にたくなるくらい嫌なことあった?」って語り合うことが深い人間関係の証拠なの?
そんなことよりも、おいしいものを食べながら、今日あったちょっといいことを話すほうが楽しいし人間関係も信頼関係も深まるだろ。
ふたつを並べてお前死ねよ〜って言ってる方がいいやつなんて居ないよ。
若い子に限らず、多く見られる、「その人がそうだと言うならそれでいいんじゃないですか」という話。
これって、本当の意味での尊重ならそれでいいけれど、実際に見聞きするのは、こういう単なる無関心としか言いようがない話。
自分の価値観を押し付けないようにと気をつけてはいるけれど、
こういう、絶対にダメなときは、かなり強い口調で言い切るようにしている。
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