私が主宰しているオンラインコミュニティ「10年プロジェクト」のメインの柱は「同じ釜の飯を食う(通称釜活)」だ。
オンラインという特性上、メンバーの住まいも環境もさまざま。
外部と接点があまりない人もいれば、接点があっても「目標」なんて暑苦しい話ができない人もいる。
だから、時には自分はひとりぼっちで頑張っていると思ってしまうこともある。
でも、ひとりぼっちじゃない。
私達はみんな離れて暮らしているけれど、私達はみんな同じ釜の飯を食う仲間だよ、とことでこの名前にした。
今だから言うけど、最初はこの「ひとりぼっち感」がしんどくて始めたことだった。
私は当時から行動力についてはそこそこあると自己評価していたので。
活動をもうまる1200日毎日毎日続けた今は、行動力をつけるためだとか寂しくないようにするためだとか、釜活はそんなんじゃないことがわかった。
釜活は「自分に正直になれる」場所だ。
釜活では日々やりたいことを宣言する。
やりたいことだから、全部◯がついて当たり前なのに、実際には全部◯になるといちいち「やったー今日はコンプリートした!」と喜んでいるのが現実(笑)
別に釜活がないと全部コンプリートできないとは言わないけれど、その喜び方からしてたぶん無理だったんだろうなと思う。今までは。
私自身の釜活をやっていて一番救われたのは、仕事で2連徹したとき。
実はこの2連徹は、本当は一晩の徹夜で間に合うはずでした。
しかし、私の指示を守らなかった社員がミスを引き起こし、結果もう一晩徹夜する羽目に…しかもこういうときに限って当事者が「あ、すいません」な態度という(笑)
明け方、イライラしながら「今夜製作を終えるはずだったけど終わらなかった。新人の凡ミスのせい。マジムカつく」と釜活にいったん書きました。
そしてふと気づきました。
私は別に怒りたいわけじゃないんだということを。
私は、きちんと報連相ができる新人を育てられる育成係になりたいんだ。
こういうとき、釜活という自分を振り返るきっかけがなかったら、絶対なりたい自分とはまったく間逆なことをしていました。
忙しいからこそ、余裕が無いからこそ、優先順位を間違えるわけにはいかないし、感情的に人と接することはできないのに。
先日、メンバーのひとりからも、釜活があってよかったという話を伺いました。
クラウドファンディングに挑戦していて、その目標達成のために必要な行動は、気持ちの上で難しいことも多かったと思うんです。
なりたい自分をなんとなくぼんやりと描くだけじゃダメだし、手帳に書くだけでかなうわけがないレベルですよね、クラウドファンディングなんて。
だからこそ、釜活で宣言して、自分のやりたいことを徹底的に言い聞かせ続ける。
自分にも、周囲にも。
その言い聞かせに、人は心を動かされるし、クラウドファンディングのような支援が成立すると思う。
そして、忙しいからこそ、余裕が無いからこそ、まわりに流されないで、自分に向き合い続ける仕組みが必要だと思う。
いざピンチになったときに、釜活の力を借りて乗り越えられるべく、今日もなんでもない1日を釜活宣言する。
忙しいが言い訳の常連にならないように、いつだって自分に正直にいられるように。
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