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【雑感067】その人にはその人のお母さんのやり方があること

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今、朝マックに来てアウトプットタイム中。

土日の朝マックのこの時間は、自宅の最寄りの店舗は家族連れでいっぱい。

子供にマックを食べさせるなんて…!という人はいまどきは多少は減ったのだろうが、うちの母が私達を育てているときは、結構外圧が強かったらしい。

うちは会社を立ち上げた関係でそれなりに外食も多くて、私はデニーズの照り焼きチキンが大好きだった。

そして、母は、仕事で徹夜も普通にしちゃうから、子供の私は小2でカレーが作れるようになった。

だけど、食生活に関してはかなりレベルが高い環境だったと思う。

自宅でのご飯は冷凍食品が一切出てこなかった。加工食品もほとんどなかった。

そのせいで私も妹も冷凍食品は一切買わないもん。今でも。

母があの頃外食を選んでいたのは、遅くに家に帰ってそれからご飯の用意をするのは物理的に疲れるってだけの理由じゃなかった。

デニーズにご飯を食べに行けば、ご飯の準備をする時間、こどもと向き合って過ごせるから。

ふつうの大人と同じように、母親とこどもが時間をお金で買っているだけだ。

母は料理が得意だから、自宅でのご飯はしっかり作った。

一方で、時間はお金を使ってでも買った。

私の母の「お母さんのやり方」は主婦の多数派とは逆のベクトルだっただけだ。

 

 

私はそこまで料理に価値を見いだせなかったので、それなりな食卓なわけだけど(しかもそれすら結婚してたどり着くのに10年かかったけど)、あざらしくんは一切不満がないどころかいつも感謝してくれる。

言ってしまえばあざらしくんの実家はそういうレベルだったってことだ。

実際、あざらしくんからいわゆる「おふくろの味」的なことは一切聞かないし、私達があざらしくんの実家に遊びに行っても毎回外食だし。

結婚したばかりのころ、義母に何を食べたいか聞かれて、あざらしくんが「お刺身!」と言ったときには驚愕した。

えーそれはまずいだろいくらなんでも!

しかし義母は怒るどころか「わかったー」で終了。

えええ失礼すぎやしないか。うちでは、あれ食べたいこれ食べたいと訴えることがもはや礼儀なのに(笑)

義母は専業主婦だけど、別に外食なんか行かないけど、子供はお袋の味を覚えていない。

そして子供はそれで何の不満も持っていない。

あざらしくんは、私の実家に行くたびに母の手料理をおなかいっぱい食べて居間に転がってぐーすか寝る。

「お義母さんの料理はほんとにおいしい!」とニコニコしている。

 

専業主婦がどうとかフルタイム主婦がどうとか、今はもうそういうのだいぶ垣根がないのかもしれないけれど、

当事者の思うところはまだそこまでシンプルにいかないことも多いのかもしれないとちょっと感じるところがあったので書いてみた次第。

 

 

 

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