創業社長の家で育ったからかもしれないが、大人には仕事という事情があることを子供の頃からわりと理解していたように思う。
出かけるって約束していたのに、仕事が入ってダメになることはしょっちゅう。
最初のうちはガッカリしていたけれど、母の「お父さんはみんなのために頑張ってるのよ」的フォローで、私は納得できた。
そんな子供は私だけじゃないと思う。
公開研修に通っていた頃、その研修講師だった社長は家族の予定をまず第一にブロックして、そこから講座の日程を含めた仕事の予定を決めたという。
でも、それって社長だから可能なんじゃないだろうか。
あるいは、他に代替のきかない人間になれたからこそできるんじゃないだろうか。
普通の人はなんでもかんでも家族優先にするわけにはいかないだろう。
正直、私も、子供の運動会とか学芸会はともかく、授業参観レベルまで持ち出されると、この人は「子育てを全力でエンジョイしたい人」タグをつける必要が出てくる(笑)
家族は大事にしたほうがいい。
いろいろな家族の人間関係を見てると本当にそう思う。
だけど、子供は親が仕事で得るお金のおかげで生活が成り立っているという事実を知るべきだと思う。
なんでもかんでも子供である自分が最優先にならないことだって知るべきだと思う。
そして、仕事に一生懸命な親をカッコイイと思う価値観を子供にきちんと教えるべきだと思う。
「子供にさびしい思いをさせて申し訳ない」なんて言ってる暇があったら、自分の仕事の価値を繰り返し子供に語ってあげてほしい。
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