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【雑感133】そういう人はそもそもここには来られない

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今年のTEPPAN塾の個別指導の生徒さんは都内のトップの中高一貫校に通う中学2年生。

化学専門の「大学」受験予備校なので、中2という超早期スタートの時点ですでに個別指導なのですが、目指す目標があまりにも高すぎるのも、個別指導でしかご依頼を受けられない理由です。

その目標設定は、あざらしくんの指導歴で群を抜いてぶっとんだでもので、どこまで何を犠牲にして頑張らないとその栄光はつかめないのかもさっぱりわからないくらい。

だけど、本人はいたって気楽なもの。

「化学が好きだから、せっかくやるならここまで行きたいなあ」というノリでこんな目標設定ができちゃうところが、もう私みたいな凡人とは全く違う器の大きさを感じます。

先日、中学校の文化祭にお招きいただいたので、普段は事務局のわたしも生徒さんと話すことが出来ました。

それで、わかりました。

この子、努力してここまできた、ということを。

もちろん、資質的なところが私とはまったく違ってものすごく優秀なんだと思います。

だけど、この子と話すと、端々に、努力してきたことがにじみ出ているんです。目標達成のためなら、最大限の努力を当たり前のようにできる子だっていうのがわかる。

 

話は変わって。

私はよくトップを目指す子の取材をしたテレビ番組をYou Tubeで見ます。

大会で日本一を目指すとか、宝塚の入学試験とか、バレエ留学している子とかの。

この人たちの指導をしている先生は結構厳しくて、「なんで言われたようにできないの!」とか「あなたのその甘さがチームの足を引っ張ってるんだよ!」とか、まあ結構な言われよう。

好き好んで強豪校に入り、高い目標を掲げているわけだから、それくらい厳しい指導でないと目標へは届かないことは先生はもちろん、本人もよくわかっているのだろう。だから、辞めない。

ここまで努力を積み重ねてきて、これからも努力を積み重ねて行くことで達成することもわかっているから、「努力をしなさい」と当然のように要求できるのだろう。

同じように、もし私がTEPPAN塾の生徒さんの指導をするなら、遠慮なく「まだまだ努力が足りないね」って言えるだろう。

そして、今、私が「うーん、いろいろ大変ですよね…」で終わってしまう人には、きっと、私がその人が努力家だと信じきれないときなんだろうなと思う。

ちなみに、その生徒さんと話していて一番印象的だった会話はこちら。

陽子:「桜蔭の子って、みんな努力すると思うんだけど、実際そうなの?」

生徒:「そうですね、やるってときはみんなすごいです」

陽子:「がんばる理由なんてなくてもがんばれちゃうもの?」

生徒:「そうですね、テスト前とかでやばい!ってみんながーっとやるけど、それをそもそもなんでテストだから頑張らなきゃいけないんだっけ?という人はいませんね」

陽子:「実際がんばらなくてもいいっちゃいいよね?」

生徒:「そうですけど、そもそも桜蔭に入るのにみんなめちゃくちゃ勉強するので、勉強に関してはいちいちなんで?ってなることはないですね、そういう人はそもそもここには来られない

これで、中2ですよみなさん(笑)

もうね、やってるのよね、ほんとに。

 

先日、プレジデントオンラインで、桜蔭ってどんなところなのかという記事を読んで、印象深いところを引用します。

 

では実際に卒業生が見る桜蔭はどのような存在なのだろうか。

現在、ベビーシッターサービス事業「キッズライン」CEOの経沢香保子氏が評する桜蔭生の特徴は「最大限の努力が標準搭載されている人々」だと力説する。 「とにかく空気を吸うように勉強する人たちです。新学期初日にはすでに教科書をすべて読んで理解しているかのような。勉強はできて当たり前だから、成績がいいことが売りになるわけではない。学校側も成績を一切公表しないし、勉強ができるかどうかで人を判断しません。だから自分がどのレベルにいるのか、卒業するまでわかりませんでした。私自身は浪人して初めて自分の実力を知りました(笑)」 「小学生時代は神童だったのに」と笑う経沢氏は「人生で1番頑張ったのは桜蔭受験かも」と振り返る。

 

 

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