人の価値観は多様だ。
だけど、その「多様」さを実感するのは難しいし、その実感を活かすのはもっともっと難しい。
なぜなら、
「自分が正しい」と思っていることを自覚し、「自分『だけ』が正しい」と思っていることを認め、「『自分『も』相手『も』正しい」と腹で理解することが前提になるからだ。
コーチングは、この「人の価値観は多様である」ことを土台においている。
もう10年になるというのに、未だに私は「自分『だけ』が正しい」と思っている」ことに気づき、がっかりする。
*
あざらしくんとは、だいぶ価値観が違うので、結婚してもう10年以上になるのに、すり合わせが必要なことばかりだ。
たとえば、
あざらしくんは、「一緒に」何かを行うことをとても大事にしている。
ささいなことでも、一緒にやれば満足度がまったく違うものになるようだ。
一方で、私は、一緒にやれたらそれはそれでいいことだけど、そこには特にはこだわらない。
「何をするか」のほうが大事だ。
だから、こんな認識・行動の違いが出てくる。
たとえば、
あざらしくんは食事もなるべく一緒に食べようとするが、
私はおなかがすいたら待っていることなんてできないので、ひとりで食べる。
一緒に食べるために、もう少しがんばりたいところを頑張れないのも嫌だ。
我慢するのが私であっても、相手であっても、同じことだ。
こんなことがあった。
あざらしくんが大尊敬している先生の授業の代講に入ったとき。
私だったら、そんなところを担当させてもらえるなんて、大チャーンス!!!と思うので、気合い十分なんだけど、
あざらしくんは「●●先生の代わりに自分で、いいのだろうか…」というタイプ。
もう講師歴は20年近いというのに、こんなLINEが来た。
こういうとき、「担当させてもらえるなんて、光栄なことじゃん、がんばりなよ」なんて言ってはいけないことは、さすがの私でもわかる。
少し考えて、こんなスタンプで返信した。
結果、会心の出来だったという。
「●●先生ではないこと」へのクレームは、なかったどころか、質問にいっぱい来て捌き切れなかったくらいだという。
(それまでは、先生のご都合で、質問対応に制限があったらしいです)
私は誰がなんと言おうとあんまり影響を受けないタイプだけど、
あざらしくんみたいなタイプは、言葉ひとつで結果がまったく違うものになる。
マネジメントのみなさん、一緒に頑張りましょう(笑)
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