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【雑感157】マスクライフへの危機感 素顔が見えない思いやりなのはわかるけど

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「上のモンがマスクつけないと、下の若いモンがマスクつけないから、陽子もマスクつけろよ。示しがつかないから」と先輩に言われた。

なので、次の日にマスクして行ったら「偉いっ」とほめられた。

おそらく「(マスクつけない)下の若いモン」はこの子のことだろうなあと思う超健康優良児の2年女子は、新型コロナで縮小して実施したイベントの現場に行ってて不在だったけど(笑)

(↑ちなみに彼女の昨年の医療費はゼロ)

 

確かに言ってることはわかる。

新型コロナウイルスは飛沫感染するということがわかっているので、マスクをしていれば他人にうつしにくい。

だから、新型コロナウイルス拡散中の今この瞬間は、マスクをして話すことは相手への気遣いということになる。

そして、何につけてもまずは上のモンからやっていかないと示しがつかないんのも、まさにそのとおりだ。

 

だけど、マスクって、人の表情を隠すじゃない?

一重で、顔全体で笑う私としては、顔の表情が隠れることはかなり怖い。

おまけに、立場上、叱ったり指導したりする場面がどうしても多くなるんだから、それをマスク越しにやるとなると、リスクしか感じない。

それこそ、下のモンの表情だって見えないけど、それは表情だけじゃなくて行動全体を見ればいいことで、上のモンはそこまでやるべきだと思う。

でも、上のモンは表情を常に見せていかないと…と思う。下のモンにそこまでやれなんて言えない。

実際、2月頭に参加した合同企業説明会、学生の方はマスクだらけだったけど、企業の方でマスクしている人なんかいなかった。

そりゃそうだ、この売り手市場で、ただでさえ企業はペコペコしているのに、マスクであまり良くない印象なんか持たれるわけにはいかないもんね。

マスクをしないで学生たちと接した私は、自分のことしか考えていないことになるのだろうか。

状況は変わり、アジアのちょっとした流行病のニュアンスはすっかり消えて、世界を覆うものすごい驚異となった今。

原則マスクで生活するのが当たり前になった。

花粉症とアレルギー性鼻炎対策で基本マスクを箱買いしているけれど、その箱もついに底をつきそう。これだけあれば乗り切れるでしょ、と思っていたんだけど。

今は母やうちの縫製部に布マスクを作ってもらって、毎日洗いながら使いまわしている。

帰宅してメイク落としてマスク洗って、なパターンが習慣化してしまった。

 

でも、「顔を隠してコミュニケーションを取ることは、原則的には良い印象を与えない」という昔からの習慣も価値観はそう簡単には変えられていない。

だから、たとえば電車の中では普通にマスクをしていても、いざ知り合いに会ったときは、脱帽するかのごとくマスクをとって挨拶してしまったり、

カフェで注文するときは、声が聞こえづらいかなと思ってマスクを外して話してしまうこともある。

距離が近い状態でコミュニケーションを取るときが、まさにマスクが必要なのに。

そして、若い子たちはマスクをしないことは配慮不足だという認識になっているようだけど、だからと言ってマスク越しに私の表情を観察しているとも思えない。

マスクをしていると、どうせ見えないからだろうか、顔の筋肉もいつもより使っていない気がする。

マスクを外したときに、新型コロナ以前とは別人になっていそうで怖いのは私だけだろうか。

 

 

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