新年早々、2年女子が、早速相談ごとにきた。
「読書をしようと思うのだけど、私が求めている本はどこにありますか?」と言う。
いやもう若い子の吸収力ってほんとすごい。普通こんな質問の仕方できないと思う。
普通の人だったらこう質問するだろう。
「おすすめの本ありますか?」と。
私の行っている講座はどんな切り口であれ、「自分の人生は自分で作ろう」が基本コンセプト。
自分が何を求めていて、何がしたいか。どうなりたいか。
世の中の大部分の人は、誰かにやれと言われたことをやることが当然だと思っているけれど、そんな他人任せの人生を送っていたのでは、いつまでも充実した人生を送れない。心からの満足感を感じることはない。
私はこの基本理念を自分の中心に据えているので、仕事の場でも社員や学生に「自分が何を求めていて、何がしたいか。どうなりたいか」を尋ねるし、自分が求めていることをまずはきっちりやりきることを厳しく指導する。相手が学生でも新卒1年目の社員でも容赦しない。
でも、こんな指導が可能なのも、新卒社員ならではかもしれない、とよく思う。だって、講座の受講生は、この基本の基本の発想すら、理解するのに最低でも3年はかかるから。
冒頭の新人の質問に話を戻そう。
彼女は、「他人の力を借りなさい」、「わからないことはどんなことでもいいから質問しなさい」、「誰かにやってもらうのを待つのではなくて、自分から動きなさい」という私の基本の指導の意味と価値を理解しているので、ユニークな質問をよく持ってくる。
これは、変わっているという意味ではなく、根源的なところをしっかりおさえた質問であるという点で私は感心しているのだ。
冒頭でも述べたが、普通は「おすすめの本ありますか?」となるだろう。
ところが、ボキャブラリー貧困な彼女は、当然ながら読書習慣がない。そんな彼女が私が好きな本なんて実際読めるわけがない。
今回の質問をもう少し詳しく説明しよう。彼女の求めているものはこうだ。
・自分は語彙力がない。何を見ても「すごい!」しか出てこないが、意味合いは実は違う。なのに、すごい以外の言葉を知らないから、もっと言葉を知りたい。
・本を読んでいると眠くなってしまうから、眠くならない本が良い。
・何回か本屋さんに行ってあれこれ見て見るんだけど、惹かれるものがない。
だから、「こんな私でも読める本」「ボキャブラリーが増やせる本」という条件をきちんと提示することで、私が(彼女にとって)的外れな本を紹介することを予防しているのだ。
注:実際にはこんな良い質問をしなくても、彼女のレベルに合わせた本を紹介します。
では、具体的にはどんな本を勧めたかは、アウトプットマガジンにて紹介します。
質問への適切な回答方法のほか、実際に勧めた本もご紹介します。
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