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【雑感230】それは、楽観的じゃなくて、ただのおバカさん

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受講生や10年プロジェクトメンバーと話していると、意見が異なるがゆえの議論とか平行線とかというのは、実はまずなくて、「そこまで深く考えていない…」というオチになります。(例外はほんとにまれ)

基本、相手に自分の意見を伝えるときは、

わかっていそうなことや共通の前提の価値観がありそうなところは省略して、そうではないところに注力して話すなどの工夫をするものだと思うのですが、

そもそも相手が「考えていない」状態では、考えていないラインから先の話について考えるだけ触れるだけで精一杯という話になってしまい、理解できるかできないかという段階になれません。

それだけ、普段から考えていないことについては、ついていけないものなのです。

私が話をすると、かなり早い段階で「考えていない」と言われてしまう領域に突っ込んでしまうので、それ以上話がつながりません。

個別フォローを「継続」してほしいのはこういう事情もあります。細切れにしないと話を進めていけない(のですが、本人はそのことに気づいていないので、そこから伝えなきゃいけないのでまた時間がかかる…)。

確かに物事を深く考えないことは、心の健康にはとても大事なときがあります。

それ以上考えても仕方ないことは世の中にはいっぱいあるので。

でも、「それ以上」のラインまでは考えるべきだし、そこまで考えないことを続けてしまうと、ほんのちょっと考えただけで「別に何も考えていないわけじゃない」と本人の基準がダダ下がりしてしまうことになります。

それはまるで、5分机に向かったら集中職が切れてしまって「ね〜もういいでしょ〜」と足をバタバタさせている小さな子みたい。

実際、私が話していると、その子どもと同じように感じることがものすごく、あります。

これは完全に私の意見とものさしではありますが…

いい年して「そこまで普段深く考えているわけじゃないから」ということを言っちゃう人は、実際はほとんどまともな思考回路でものを考えられていないのが現実だし、なによりもいい年した大人が「考えていません」はものすごく恥ずかしいセリフだと思っています。

楽観的であるのと、ただのおバカさんはまったく違います。

 

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