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【雑感243】「こんなことを思うのは私だけなんじゃないか」と思う件

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10年プロジェクトでも、時間管理講座でも、コーチング練習会でも、すべての私の講座や発信に共通する趣旨は、

「その薄っぺらいコミュニケーション、どうにかしたら?」というものである。

もちろんだが私はこの発言にはなんの悪気もないし、実際薄っぺらいものを薄っぺらいと言って何が悪いのだとも思うけど(笑)、いい加減40年も社会で生きていれば、この発言は不用意にしてはいけないことはわかるようになった。

私がネットという公開の場でこんなことを書けるのも、ひとえに私のパーソナルサイトなんて誰も見ていないからだ。多少の影響力のある立場に立てば、こんなことは書けない。

このように、いちおう、私なりの基準ではあるが、出したり引っ込めたりを意図的に行っているが、あくまでも【私なりの基準】。

だから、いつも「こんなことを思うのは私だけなんじゃないか」という思いがある。

自分の視点にも考え方にも自信があるけれど、それをみんなが思っているかと言ったら話は全く別。

むしろ、なにか言いたくなるということは、【みんな】と自分が噛み合ってないと感じる場合がほとんどだろう。

だから、違和感をおぼえる時点で、すでにもう立派な黄色信号なのだと思う。

先日もそうだった。とある業者さんと見積もりのやりとりをしていたとき、見積もり金額に納得行かなかったので「考えさせてください」といったん私のターンで話が終わっていた。

その後、少し時間があいてから、「どうします?」とメッセージがきた。チャット形式で業者と利用者がやりとりできるメッセージボードなので、メールみたいに堅苦しいはじまりじゃなくたって別に気にならない。だけど、「は?挨拶くらいないのか、こいつは。」と思った。

まず、挨拶について、「私はどうやら挨拶にはうるさいのかもしれない」と自己認識している。

なぜなら、私がコミュニケーションについてよく口にする不満が「(あの人は)挨拶ひとつまともにできない」だからだ。

私以外で「挨拶がなってない!」と文句を言う人をまず見ないし、そして、私の基準で言うところの挨拶がきっちりできている人も、ほとんど見たこと無い。特に初対面で。(がっつり営業に来た営業マンは除きます)

挨拶についてはさておき。さらに気になったのは、そのフランクさ。「あのさ、こっち客だけど?」と言いたくてたまらない。

フランクさの程度以前に、そもそも言葉遣いに気を遣うのがデフォルトだと私は思っている。適切な表現をすることにこだわりがある、というか、適切に伝えたいという気持ちが強い。

だけど、世の中のほとんどの人は他人の話なんてまともに聞いていない。

自分の話を聞いてもらえないなんて私にとっては暴力と言っていいくらいひどいことだけど、世の中のほとんどの人はそのスタンスで全く問題なさそうだ。

なぜなら、話し手は他人に自分の言いたいことを正確に伝えたいなんて思っていないし、大前提として、人は自分が何を考えているかほとんどわかっていないのだ。

だから、なんとなく適当に言葉のやりとりだけしてりゃあいいものを、正確に、明確に、適切に、表現を考えられちゃ、うざいだけなのだ。

受講生:「時間管理ができるようになって、自分の好きなことやりたいんです」

陽子:「なるほど〜。では、好きなことって何ですか?

悪気なくこんな会話をして、何度も気まずい空気が流れて、ようやく理解できた。(ちなみに今はやりたいことなんて特にないというのは秒で見破れるので、言うときは意図的に言ってます。)

今日も、「私はおかしんじゃないか」と思う。

 

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