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【雑感244】あなたはあなたのやってこなかったことでできている

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アウトプットを続けていくことで得られることはいくつもあるけれど、

私自身は、適当にごまかすことができなくなることだと思っていた。

適当なことを書きながらその適当なことを読んでいると、「いやいやこうじゃないだろ」とセルフ突っ込みをして、文章を丸ごと消して書き直すみたいなことをするはめになる。頭の中だけなら適当にごまかせても、文字にして可視化してしまうと、途端にごまかしがきかなくなると思っていた。

ところが、実際の所多くの方のアウトプットを見ていると、適当にごまかすことがもはや常態化しているレベルになっている人は、それを可視化したところでまったく気づかないことがわかった。

本人の中でごまかしているという認識はなくて、本気でそれを思っているという認識らしい。なのに行動しないという結果になるので、自分は行動力がないとか意志が弱いという自己評価をしている。

私が時間管理講座でしょっちゅう言っている、「行動力がないとか意志が弱いとかいう問題じゃなくて、プランニングが下手なんですよ」というのもこれとまったく同じ話だ。

実際やりたくもないのに早起きしようとか、どんな本を読むかも決めてないのに読書の時間を書き込むとか。

しかしながら、これらの指摘が腑に落ちることはなかなか難しいようで、結局自己研鑽なんてしないでバチェラーを見ているのが現実だったりする(笑)

個別コーチングセッションや採用面接をやっていると、そのへんの読解力というか本音を見透かすスキルというか、そういうのが見えてくるようになった。

例えばうちの採用面接では、「ものづくりがしたくて応募しました。これまで学んできたことや持ち前の向上心や負けず嫌いの性格を活かして、成長して御社に貢献したいです」という話を【準備】してくる学生が多い。

きっと私が「弊社は若手からどんどん仕事を任せる会社です」とアピールしているからだろう。

ところが、実際に開始5分でその学生が成長なんてしたいなんて思ってないことがわかってしまう。

弊社の業務上、「ものづくりをしたい」ということは応募する大前提だからそこは疑わないけれど、後半部分の「どの程度ものづくりをがんばりたいか」ということに関してはおそらくそんなに思いがあるわけではない、ということがはっきりするのは、最初の数往復の会話だけで十分だ。
(どんな質問で?なのかはコーチング練習会で学ぶことなのでそちらで…)

学生からすると不思議で仕方ないかもしれない。

毎日アウトプットを3ヶ月から半年ほど続けてもまったく効果を感じない方は、おそらく、ご自身では気づかないうちにごまかし癖がついてしまっているかもしれません。

本人からすると心から本心だと思っていることも、その話を他人が聞けば、秒で気づきます(笑)

 

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