通っている美容室で、「この前、しまなみ海道に行ってね」という話をした。
「しまなみ海道?なにそれ?」とのこと。
よ:「サイクリングロードでね」
美:「へえ、自転車やるんだ」
よ:「いやいやそんなんじゃないの、普通の町乗りの自転車」
美:「どこにあるの?」
よ:「瀬戸内海を渡る感じなの、広島の尾道から愛媛の今治まで、島が点在してて、橋を渡って」
美:「えっちょっとまって、海を、渡るの?ママチャリで?」
よ:「うん、でも、そんなたいしたことないんだよ、全長70kmくらいだし」
美:「えっななじゅっきろ、ってどういうこと…?自転車で移動する距離じゃなくない?」
よ:「今回はゆったり日程組めたから1泊2日で行ったから、1日あたり40kmくらい行ければいいから、それくらいなら気軽に行けるよ」
美:「いやいやいやいや…」
ここにきてようやく私達の会話が噛み合わないのがわかりました(笑)
「自転車に乗る」という言葉の感覚がまるで違うのです。
つまり、私にとっては自転車は交通機関と同じような感じで立派な交通手段のひとつ。
一方の美容師さんにとっては、東京都心ということもあって、自宅から最寄り駅までのラストワンマイルの手段が自転車。
その認識は次のような会話からもわかりました。
よ:「自転車って便利だよ〜だって乗り換えもないし、駅から無駄に歩くこともないし。ドアtoドアだし」
美:「いやいやいやいや、ドアtoドアってそういう使い方じゃないでしょ。しかも【ドアto〜〜〜〜〜〜〜ドア】じゃん」
(このto〜〜〜〜〜〜〜の言い方があざらしくんとまったく同じでウケた)
そして、会話はさらに続きます。
美:「…っていうかさ、いつから自転車乗ってるの?いきなり70kmを走れるわけじゃないでしょ」
よ:「確かに前の会社までは基本電車移動だったから、自宅から駅までしか乗ってなかった。今の会社にうつってから、自転車で通勤するようになって、そのときはもう川2つと海1つを渡って片道10kmくらいあったなあ」
美:「あーそういうことかあ。それを続けてれば、だんだん行ける距離も長くなるね。俺も高校のときは自転車通学だったから、そのまま今もやってればそれなりに長い距離でも行けるのかもしれないなあ…」
そうなんですよね、「70kmなんてたいした距離じゃないよ」と言えるのは、普段10km20kmという距離を普通に走って鍛えている前提があるから感じることで。
その人の基準を見れば、その人が普段(もしくは今まで)何をしてきたのかよくわかる。
ぼんやり思っていたことが、自分から出てくる言葉で明確になりました(笑)
ちなみにこの美容院がある渋谷までも自転車で来ていました。最寄りの蒲田駅からは乗り換えがあるので、ドアtoドアの時間なら実はあまり変わらないので。
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