note

【雑感285】実力のはかりかた

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

人を評価するときに、どこを見ればいいのかというのは、管理職やリーダーの共通の悩み事だと思う。

私がどこを見ているかというと、

言動(所作)を見ている。

私は献血に行くのだけど、どうも血管が探しにくいようだ。

ベテランが応援に駆けつけてくれたことが何度かあるし、先日はその応援もむなしく、結局献血はできないままにおわってしまった。

しかし、スパッと行くときは、そもそも血管ダウジングもないし、針もブスッと一撃KOで、採血スピードも早い。

人の体の問題なので、そのときの血管や私の体調の問題なのかもしれないから、一概に看護師さんの腕の問題だとも言えないけれど…でも、一撃の人はだいたいベテランぽいし、ダウジングの人は若い人。

ベテランは余裕が違う。

動きにも声掛けにも無駄がない。

医療は経験と実力の厳しい世界だけど、別にこれは医療に限らない。

ものづくりは環境要因によって大きく変化してしまうので、その人の実力をはかりにくい。しかも複数で行うことがほとんどなので、個人の力量も見えにくい。

だけど、その人の所作を見ていると、実力はわかってくるものだ。

例えば塗装ひとつとっても、ベテランは仕上がりが綺麗なのはもちろんだが、そもそも作業場や作業服を汚さないものだ。新人たちはすぐに塗料やのりで手がベタベタになって、なにかやっては拭き取って…とやっているので倍近くの時間がかかる。

仕事の技術そのものだけじゃない、物事の基本の所作ができているかということもその人の実力を示すと思う。

私が毎月開催しているコーチング練習会でも、【落ち着いて相手の話を聞く】というコーチング以前のコミュニケーションの基礎ができていない人は、コーチングスキルをお伝えしたところでなかなかできるようにはならない。

年齢を重ねてくると、仕事で反復してきた動作には慣れが出てくるものだけど、こういう仕事の専門的な知識や経験とはまた違うところの基本の力を見ると、その人の実力がわかる。

自己研鑽やものごとの基本をおろそかにしてきた人は、ちゃんと成長していないことがバレてしまうものだと思う。

会社ではそれなりの地位について、それなりに偉そうにしているんだろうに、こんなこともできないんだな〜と思われているかもしれません。まあ、大人だからそんなことは言わないけど。

 

毎日更新しています!
★────────────────────
・パーソナルサイト
http://ohisamayoko.com
・instagram
http://instagram.com/ohisamayoko_project
・note
https://note.mu/ohisamayoko
☆────────────────────

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

note