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【雑感305】口先ですらもろくなこと言ってないじゃん

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「行動力」という言葉をここ10年くらいでよく聞くようになりました。

昔は、意志の強さや思考力というメンタル的な話が重要だった気がしますが、今は、「思ったところで行動できないなら、意味がない」という価値観が根強くなってきたように感じます。

私もそれは大いに同感で、特に、他人として誰かを見たときには、やっぱり行動に現れてくれないとどうにも判断しようがないなあと思ってしまいます。

コミュニティでも、「口だけならなんとでも言える、行動が伴った言動を私は信じる」と、ことあるごとに明言しています。うちはオンラインコミュニティだから、行動もハッキリわかりやすいレベルでないと困るので。

今でも基本、行動を基準に物事を判断していますが、最近は、その人の言ってることをよーく聞けば、口だけのことですら、その人の現在地を反映していると思います。

行動が伴っている人、結果を出す人、自責でものを考える人…こういう人たちは行動を見れば一目瞭然ではありますが、言うこと(視点)から、もう違うと私は思います。

例えば、10年プロジェクトでは、コミュニティの特性上、「私は本気で成長したい、良くなりたいんだ」という言葉を毎日のように聞きます。

だけど、1年経って、(個別フォローなどで)一番接点がある私ですら微妙にしかわからない人もいれば、本人もよくわかるくらい、まるで別人のように成長した人もいます。

「私は本気で成長したい」という言葉だけ切り取ると、たしかに、言ってることは同じなのですが、実際に成長する人とそうでない人は、その前後の言葉はまったく違います。

うちのコミュニティは、自由な議論が安心な空間でできるという環境があります。

ですので、なにかあれば、その人の意見を求められるのは当たり前。毎日、「どう思う?」と誰かが誰かに聞いています。

その回答に、現在地が現れます。

つまり、「『その人』の意見」を求められているのに、一般論で答えたり、結論を明確に出すのを避けたりする傾向がある人は、「私は本気で成長したい、良くなりたいんだ」といくら言われても、「まあその程度だあろうなあ」とだいぶ差し引いて私は評価します。

 

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