若い社員が言うには、子供の頃から、「あなたの夢は?」とか「あなたの目標は?」と聞かれるそうです。
確かに、かつて時間管理講座で一般受講生と接していたときに、「やりたいことがわからない」という言葉をよく聞きました。
そう言うかたに限って、そもそもの活動量が圧倒的に少なくて…。とにかくやってみないとやりたいかやりたくないかなんてよくわからないと思うんだけど…。
採用担当なので就活生と話す機会もありますが、「やりたいことがわからない」は確かによく言われます…。
確かに、仕事にするなら自分の好きなこと得意なことがいいとは思うけど、でも、実際働いたことがないと、「仕事としてかかわっていく上で」好きになれるか得意と言える結果が出せるか、はわからないと思うんだけど…。
いろいろな立場の方から寄せられる悩みではあるのですが、正直、戸惑いの気持ちしかありません。
冒頭の話を聞いて、現役小学校教師の妹に話を聞いてみたら、昔とたいして変わらないとのこと。
確かに私のときは、小6のときに自分史を作りました。
名前の由来とか、自分を育ててくれるときのエピソードを聞いたりしてまとめたもので、その中には当然将来の夢なんてものを語るページもあったかと思います。
そして、卒業式のときは、卒業証書をもらうタイミングで、あらかじめ録音しておいた「将来の夢」をひとりひとり流してくれました。
私は6年1組の出席番号1番だったので、卒業証書を最初にもらうこともあって、しーんとしているときに流れた自分の声をよく覚えています。(ちなみに夢はプロゴルファーだった笑)
まあそんな感じで子供の頃、将来の夢や目標を聞かれたわけですが、たいして深く考えていないのは何も私に限らないと思うのですが…。ちなみに義弟の友人は将来の夢は「カエル」だったそうです(笑)
目の前にある小さな野望のために日々努力する生活を送っている43歳の私は、もちろん何者でもなく、ただのそのへんのおばさんです。
ですが、目の前の若者の中には私を尊敬してくれる人もいるし、運営するコミュニティでは切磋琢磨しあえる関係性だから、何者でもないけど、誰かにとって大事な人になれていると思います。
冒頭の若い社員は言います。
私も壮大な夢を描かなければならないんじゃないか、私はこのままで夢を叶えることが出来るんだろうか、と。
いや別にいいんだけどさ。
今目の前の仕事に積極的に取り組んだり、今目の前の後輩に尊敬されるところから、じゃないの。
別にそのふわふわした夢も否定することはしないけど、私は今目の前のことの話しかできないし、若い社員はみんながんばってはいるけど、まだまだなのも、事実だし。
普段私はどんな話でも聞くようにしているけれど、「ごめん、それ以上、私は聞けない」とぶった斬らざるを得ませんでした…。(そもそもその日は個別フォローの予定で、しかも開始時間を遅らせてもらっていたし…)
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