コーチング練習会ベーシッククラスは、私がお手本セッションを数多くやることで、「効果的なかかわり」を学ぶ機会だ。
つまり、コーチングの価値や意味をここで感じることで、なんのために学んでいるのか、学んだ結果どうなれるのか、体感してもらうことを目的としている。
一方で、コーチングカンバセーションとはいえ、あくまでも参加者の皆さんの日常に活かすことがゴールなので、あくまでも「(日常)会話」としての自然さは絶対的に必要になる。
だから、ぼーっと聞いていると、ごく普通の会話以外の何物でもないので、何がどう効果的だったのかというのはサッパリわからない。
たとえば、あるあるな感想のひとつがこちら。
「自分だったら、クライアントから答えらしきものが出た段階で『じゃあそれでいきましょ!』となってしまうけど、陽子さんは、他に選択肢はないのかを聞いていた。実際もうひとつの選択肢も考えれば出てきて、そちらのほうが実現可能性が高いとクライアントが納得していた」
「じゃあそれでいきましょ!」「そうですね!」な会話はごく普通のものだし、クライアントも「背中を押してもらえた」的な感謝の気持ちを持つかもしれない。
だけど、比較対象としてもう1つの選択肢をクライアントから「引き出す」ことができたら、ひねり出した答えのほうが現実に即している、なんて経験は誰もがあるだろう。実際、まさにこの会話そのものが、もう1つが「引き出された」ものだ。
しかし、このベーシッククラスに参加したばかりの人は、「そうですね!」で終わってしまう会話も、「引き出す」会話も、そういうものだと受け取ってしまって、終わってしまう(笑)
他の受講生が、冒頭の感想を述べると「あ〜確かに!」とわかるけど、引き出された瞬間を見つけることは、初心者にはかなり難しいのが現実だ。
まずは、自分のかかわり方では、人の力や人の話が引き出されていないんだと自覚するところから始まると思う。
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