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【雑感326】真面目さんがどれだけ人を傷つけているか問題

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私は自分ではかなり真面目な人間だと思っていたのですが、どうやら間違っていたようだと知ったのは、予備校講師になってからでした。

大学時代はだいぶ変な人を見てきたつもりでしたが、講師、つまり社会人になってから、自分が見てきた世界は狭かったんだなということを思い知りました。

特に、「真面目」さんのインパクトは強くて。。

まず最初に気づいてしまったのが、真面目さんはかなり早い段階で限界を迎えてしまうこと。才能はあるのに、才能のだいぶ手前で、実力が伸び悩んでしまうのです。

その伸び悩みに、本人よりも私が一番納得いかなくて、ベテラン先生にだいぶ食ってかかったもののでした。

今となっては、先輩には何が見えていたのかはわかるのですが…。

当時は頑張っているのに結果が出ない理不尽さが受け入れられなかったのだと思います。自分も努力努力でここまできたから。

そして、今は、真面目さんの構造が理解できたので、真面目さんがどれだけ人を傷つけているかを知るようになりました

というか、個人活動を初めて、こんなに真面目さんに傷つけられることになると知っていたら、もしかしたら個人活動はやらなかったかも。

真面目さんってどんな人かと言うと、「ねばならない」思考の方だと思っています。

私の時間管理のコアは、「やるべきことよりも、やりたいことをやろう」なのですが、この言葉で表現できるようになったのは、講座にたくさんいらしてくださった真面目さんのおかげです。

だって私の辞書には「やるべきこと」「やらねばならないこと」なんて存在しないもん…(笑)

例えば私の講座では受講生の皆さんに感想をお願いしています。

大人数のセミナーならともかく、私のごく少人数の講座では、みなさんの感想が活動継続のためには必要な要素だし、アウトプットすることによって受講の学びも大きくなります。

そう思っての提案なんだけど、真面目さんには間違いなく「義務」とか「宿題」として捉えられていると思います。

真面目さんの人生はほぼ義務で埋め尽くされていて、しかも「義務」なので選り好みをする権利は自分にはほぼないものだと思われています。

なので、私が絶対効果的だと思ってしている提案も、大量の義務に埋め尽くされていきます。

その結果、明らかにやっつけで書いたとわかるご感想や、もう次回の講座が始まるタイミングでやっと届くご感想も、残念ながら、よくあります。

「書けって言われたから書きました」と面と向かって言われることはまずないけれど、それくらいの破壊力のあるメッセージを、実に多方面に振りまいているのが、真面目さんの実態だと思います。

 

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