コミュニティ運営は、しんどいことばかりです。
でも、
これを「しんどい」と感じてしまうところに、自分の思考の狭さ、人間の小ささが現れていると思ったので、しんどいことがたくさんあるけど、ずっと続けています。
なにがしんどいって、やっぱり人の集団である以上、様々な価値観と折り合いをつけていかなければならないことです。
例えば、最近の話でいえば、私の講座の受講生の皆さんに書いていただいている感想の提出期限を講座開催から２週間後と決めました。
そもそもは感想は任意ではありました。
でも、当たり前ですが学んだことを言語化することは講座の復習としてものすごく効果が高い。
常連として参加してくださっているということはそれだけうまくなりたいということなのだから、復習に効果的な感想を「任意」とするのは、主宰者としてもコミュニティとしてもおかしいだろうということになり、任意色はほぼなくなりました。
こうして、学習効果と講座の価値向上のために決めたことだというのは、皆さんにもきちんと共有したつもりだけど、この時点で、「感想を『書かなきゃいけない』」と捉えてしまう人が少なからず、現れました。
「やらなきゃいけない」からやることというのは、基本やりたくはないこと。
なので、感想の提出にだんだんと時間がかかるようになったり、感想を出さずに次の月の講座が始まっても知らんぷり、ということが出てきました。
さすがに問題意識を感じたので、全体に数回呼びかけたし、それをきっかけに、受講生みんなで話し合いも何度かしました。揉め事にも発展したものもあったし、もうそれでしっかりやっていこうというコンセンサスが取れたと思っていました。
ところが、やっぱり、誰がどんなに何回話しても、感想が届くのにまた４週間かかるようになりました。
また、「感想は●日以内に出さなきゃいけないというマイルールを作りました」な発想で捉える人もいて、やっぱり「やらなきゃいけない」から書いていると思われる感想が届きます。
結局、感想の受付は２週間後までと私が決めて、「『やらなきゃいけない』ベースで物事に取り組まれると悲しい」という話をしました。
が、「『やらなきゃいけない」』がデフォルトで、『やりたい』でやるにはどうすればいいかがわからないから、もうやめようと思う」と言われてしまいました…。
あれもだめ、これもだめ…。
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