私はよく若手に「主体性がない」とお説教します。
もちろん、新人は知識も経験も足りないから主体性を持ちようがないのでそんなお説教はしませんが、2年目以降はその子の持てる範囲内の主体性を持ちなさいという説教をします。
同じ仕事をやるのでも、1年生のやり方と3年生のやり方は違うはずです。
3年生は、依頼書から読み取れる情報量も違うし、失敗の経験もあるから、どこに気をつけるべきかもわかる。
確認ひとつとっても、早いうちにやっておこうとか、この人にはこういう言い方にしようとか、そういう工夫も、1年生には難しくても3年生ならできることも増えているはず。
そして3年生〜4年生にもなれば、できることが増えたこともアピールできるようになります。
私はここまで配慮できる、私だったらこう段取りする、なんてことを確認のフリして混ぜ込むことだってできるはず。
誰かに言われたことを言われたようにできるだけで満足しちゃってるようじゃ、ダメです。
言われたことをただやっておしまいっていうのは、だいぶ受け身な態度だなと思うんです。
私の言う主体性とは、「こうしたい!」ことをやるということなのですが、、なかなか伝わらなくて。
ピュアな意味での「(自分が)こうしたい!」って大人になるにつれてどんどんなくなっていって、その代わりに(他人からの)期待やら(他人からの)命令が増えていくからなのかなと。
そして、その他人からの期待や命令に応えていると、口では評価されたり感謝されるから、その感謝が欲しくて、「(他人からの)期待や命令に応えたい!」と思うようになり、それが「(自分が)こうしたい!」だと勘違いするようになるのかな、と。
でも、「(他人からの)期待や命令に応えているだけ」で感謝してもらえる、評価してもらえるのって、おそらく20代のうちまでで、30代、どんなに遅くても40代になると、その評価軸がある日突然外されると思うんです。
それは、リーダーシップを求められるようになったり、結果を求められるようになるという、歳を重ねて求められることが変わってくるということもあるだろうし、
うっかり私みたいな人に出会ってしまうと、誰かの愚痴を言おうもんなら「じゃああなたはどうしたいわけ?」と聞かれるようになったり、と…(笑)
本当にある日それは訪れると思うので、そのときはつらいかもしれないけど、主体性を持って生きるチャンスを掴んだとも言えると思います。
主体性のある人生を送るようになると、もうあの時代には絶対戻りたくなくなるから、もしそのチャンスが来たら、えいっと飛び込んでみてください。(笑)
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