それなりに成果は出してきたけれど、自分のやりたいことやありたい姿はまだはるか彼方のまま40代になってしまいました。
子供は40代と言ったら相当な大人で、できないことなんてなんもないくらいの完璧な存在に見えていたけれど…なんか、だいぶ違いました(笑)
40歳になってしばらくしたら、コロナがやってきました。
世界はあっという間に閉ざされ、コミュニケーションを取りたかったら、オンラインに頼るしかなくなりました。
そう、オンラインコミュニティである10年プロジェクトにとっては、革命が起きたくらいの絶好のチャンスがやってきたのです。
活動内容自体は変わっていないけれど、メンバーの10年プロジェクトでの滞在時間がぐっと増えました。
オンラインミーティングなる概念が生まれ、テキストベースでのやりとりから、画面越しではあるものの、気軽に顔を合わせてコミュニケーションを取れるようになりました。
オンライン開催が基本だったコーチング練習会がオンライン開催になることで、遠方に住んでいるメンバーも毎月参加できるようになりました。
学びの機会が簡単に作れるので、勉強会やミーティングを積極的に開催し、メンバーがどんどん学びを深めていくことによって、短期間で自分でも実感できるほどに成長できました。
こうなると、努力がおもしろくなる(笑)
10年プロジェクト内での率直なコミュニケーションが活発になったのはもちろん、コロナで世界が変わって今までのルールが通用しなくなったことから、自分に向き合う時間や考えを言語化する機会が増えました。
私のメッセージがどんどん伝わるようになり、私が本来やりたかったお互いに高め合う人間関係を明確に求めるメンバーが現れてきました。
お互いに高め合う人間関係は、そんな簡単なものではないので、勉強会やミーティングのときには、私からはメンバーに耳の痛い指摘が毎回のように続きました。
こういうときこそ、長年続けてきたコーチングの出番です。
メンバー全員がコーチング練習会に継続的に参加しているので、私だけでなくメンバー全員が人の力を引き出すコーチングの関わりを行っているので、メンバーはみんなどんどん成長していきます。
その成長したメンバーと良い関係が築けるように、私自身も成長せざるを得ない環境だったのも、心地よい緊張感があります。
コロナで大変な思いをした方がたくさんいらっしゃることはわかっています。（私も感染しましたし💦）
だけど、私にとっては、コロナがあったから、自分のありたい姿や作りたいコミュニティに一気に近づくことができました。
先日、個別フォローのときに、お互いに高め合う人間関係を作れたこと、作れる自分に成長できたことに感激して、涙を流しているメンバーがいました。
40歳を過ぎて、嬉し泣きなんて、なかなかできるものじゃないですよね。
10年かかってしまったけれど、やっとここまで来られました…。
2023年末頃から、今までの学びがいろいろなところでつながってきた感覚があります。
単発の学びがある一定数積み上がっていくと、一気に繋がっていく感覚は今までも普通にあったことなのですが、年齢を重ねていくごとにその繋がり方の広さや濃密さがどんどん増していきます。
しんどいことも納得いかないことも、ものすごーーーーーくいっぱいあったけど、そのひとつひとつを流さずに見て見ぬふりせずにきちんと向き合ってきたから、つながる材料として大事なピースになっているのだなあと思います。
経験に無駄なことなんてないというのは、こういうことなんだ。
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