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【雑感149】やり方を変えるという意味

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時間管理の個別講座には、手帳の書き方を知りたくて作る受講生がほとんど。

だけど、実際は、

その時間はほとんど取れない。

だから、教材をしっかり作っているので、そちらを見て自習してくださいのスタンスだ。

そして、貴重な90分をテクニックに使うのはもったいない。

時間管理をマスターする上で必要なことをお伝えすることに使っている。

そう言うと、なんだかかっこいいことに聞こえるかもしれないけれど、実際は全然そんなことはなくて、むしろ実態は「手帳以前の問題」だ。

この「手帳以前の問題」の受講生があまりにも多すぎて、ご感想にもそのことがよく出てくるし、

それを読んだ新規受講生が「これが例の『手帳以前の問題』なんですねっ(笑)」と言い出す始末だ。

受講生本人もゲラゲラ笑っているし、私も、もはや笑うしか無い。

なんで「手帳以前の問題」がこんなにも多いのだろう、とこの年末年始に考えていたところ、ひとつの原因に行き着いた。

それは、「感情のコントロールの練習が圧倒的に不足しているから」だ。

日々の感情のコントロールの必要性とその効能については、前回まとめたので、そちらを読んで、できればその場で10年プロジェクトに入っていただくとして(笑)

【雑感148】10年プロジェクトメンバーが成長するわけ

時間管理というのは、自分のやりたいことに時間を割り振ることを言う。

それだけ聞くと簡単だ。手帳にはやりたいことだけを書き込めばいいからだ。

というか、佐々木かをりさんのおっしゃる時間管理は、とってもシンプルなものだ。

しかし、多くの受講生が「手帳以前の問題」なのは、

そもそも自分が何が好きなのか、何をやりたいのか分かっていないからだ。

休みの日(=可処分時間が多い日)こそ、アクションプランナーに書き込むのが楽しくなるはずなのに、実際の講座では、休みの日こそ手が止まる。

だから、やりたいことを手帳に書き込むには、まずはポジティブな感情を感じる練習をしなければいけない。

そして、本来そこに時間を費やすべきではないこと(=やりたくないこと)に対して、心からやりたくないことだと認めることも、また同時に必要になる。

ところが、多くの場合、「やるべきことはやりたくなくても我慢してやらなきゃいけない」と思考の癖として身についてしまっている。

私は講座を始めたときから、「できないっていうことはやりたくないってことなんだよ」とお伝えしている。

こんな当たり前で、こんなシンプルなことですら、そう簡単には分からないものなのが現実である。

だから「手帳以前の問題」なのだ。

今まで書いたようなことができれば、時間管理の理解は時間の問題だ。

だけど、なかなかそうはいかない。

なぜなら、「今までの自分から変わりたい」と口では言うものの、どちらかというとそれは「(今をベースに)成長したい」というニュアンスで受講生は考えているが、

「変わる」という日本語は、「今まで正しいと思っていた考え方を捨てて(=否定して)、今まで価値がない・良くないと思っていた考え方に『変える』」ことを意味するからだ。

 

変わりたいなら、覚悟してほしい。

今までの人生と、まったく違った価値観を、自分の中に入れることを。

 

 

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