10年ごしの目標がやっと実現できました！
前回の続きです。
対面での勉強会では、自由に発言できる雰囲気がオンラインよりも醸成しやすく、感じやすいために、「ディスカッションタイムをうまく活用できると対面だからこその時間を過ごせる」ということがわかっていました。
なので、参加メンバーのひとりであるうちの若手社員が、とある企画を考えてくれました。
コーチング練習会ではたびたび話題になっている、自分とほかの人は同じではない（違う価値観や考え方を持っている）ということを実感するために、共通の話題についてみんなで意見を出し合う企画を、相談してくれました。
「それなら、時間とお金にかかわる話がいいよ、人の価値観がダイレクトに出てくるから」とアドバイスして、当日までにお題を準備してもらうことにしました。
彼女からのお題は、「もし１億円あったら、何に使いますか？」というもの。
その時の参加メンバーは、20代であるうちの若手と、30代前半の方が１名、私を含めた残り３名は40代ということで、各自の価値観のみならず、年齢による違いも見えてきそうな話題です。
実は全部で５つほど質問を考えてくれたそうですが、あまりに盛り上がりすぎて１つのトピックしか扱えませんでした(笑)
20代の彼女から見える私達の会話は、きっとまったく違う世界だったと思います。
そもそも、「１億円」という金額は、彼女にとっては天文学的数字としての提示だったと思いますが、私達はみな「１億円」がある程度具体的な数字として感じられていました。
なので、問いかけられてのシンキングタイムは「５分」と設定していた彼女に対して、他のメンバーはほぼゼロ秒回答（＝即答）。
あれやこれやと考えを巡らせる時間は必要ないと言われただけでも彼女にとってはだいぶ驚きなのに、30代の方からの第一声は「１億円って何キロくらいでしたっけ？持てるっけ？」と…天文学的数字なのに、持てるか持てないかって、だいぶリアル(笑)
そして回答もまた驚きだったようで。
私達４名のうち２名からはローンの返済という話が出て、
私を含めて２名からは全額投資に回すという「１円も『使わない』」という回答をしました。
「使い道」を聞かれているというのに、使わないという回答…証券会社に勤めているもう１人のメンバーは20代でもその回答だったかもしれませんが、少なくとも私は、20代の頃だったらちゃんと「何に『使う』か」と考えていたと思います。
私が10年プロジェクトというコミュニティで実現したかった会話ってこういうことなんです。
若手の頃は誰もが知識も経験も不足しているので、いくら同年代でコミュニケーションを取っても限界があります。
だけど、年上の人に話を聞くと、自分では考えられない世界を見せてくれる。
この会話に憧れをもつかは人それぞれでしょうが、私だったら憧れちゃうなって思いました。
自分の周囲では絶対聞けない話をしてくれる人って、憧れます。
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