コーチング練習会のご感想をいただいたので、ご紹介します。
基礎から座学を学ぶことを目的としたベーシッククラスを増設しました。
私を含めて8名のご参加だったので、3回に分けてご感想をご紹介します。
*10年プロジェクトメンバー限定の会になります。
◆本日のご感想◆
・今回は、フィードバックが刺さったセッションを見ることができました。
コーチングというと、「聴くこと」「質問すること」に目が行きがちですが、外堀を埋めていくような質問を重ねるよりも、「あたなは、こう見えているよ」とシンプルに鏡のように見せることが効果的なんだと、よく分かりました。
「同僚から飲み会に誘いにくい」と言われて、ショックを受けたというクライアントに対して、「(コーチもクライアントから)ウエルカムな雰囲気を感じない」と淡々と返したことで、クライアントの目が開いたなと感じました。
実は、私自身もクライアント役の人は、あまり誘われたりするのはお好きじゃないんだろうな、という印象を持っていたので、ショックを受けたということ自体が意外でしたが、私だったら、それを言っていいのか迷っているうちにセッションが終わっていたと思います。
陽子さんがストレートにフィードバックできたのは、普段からクライアントが素直に指摘を聞き入れることができる人だと分かっていたからだと、後から説明がありました。
それを聞いて、やはりコーチングは、セッションの時間だけでなく、普段の何気ない会話からその方の価値観や性格を把握しておいた方が機能しやすいのだと思いました。
自分を顧みると、毎日会って、長い時間をともにする同僚とは会話はあるものの、価値観を探っていくようなコミュニケーションはできていません。
コーチングを行うには、普段の会話からの情報収集も大事なんだと、気がつきました。
また、精神的に不安定な後輩を放っておくことができないクライアントに対して「後輩のケアに関する知識を得ることがが本業だと思うか?」と一言で本質に迫る質問をしていて、自分だったら、ついクライアントの気苦労を労いたくなるけどそれは時間の無駄遣いでしかないと気がつきました。
結果、クライアントから「マネージャーになるんだっ『たら』、知っておいてもいい『かも』しれない知識」と「という言葉が出て、かなり優先順位が低いことが浮き彫りになったのではないかと思いました。
その場で「放っておく」という宣言こそ出ませんでしたが、大問題と感じていたことが、だいぶスケールダウンしたように、私には見えました。
練習会でのセッションは5分間という時間の制約があり、日常の会話も似たような状況があると思うので、こういう、次の展開につながる対話もあるんだと学べたのは、私にとっては大きな収穫でした。
(M 50代女性 広島県)
・今回は話を聞く、ということを意識したつもりなのだが、自分が逆だったらまだ十分にできないところが多い。
例えば私のセッションでは話している内容の解決策として上下関係の話を持ってこられた。それは私の中では選択肢にないものだった。元々私は上下関係を持ち出すのが好きじゃない(上下関係より実力?でねじ伏せろやと思う)ので私の中では選択肢に挙がらなかった。
こういった場合に自分の価値観による無意識の制限に気づくことができるので、コーチング練習会のような場があるのは自分にとって良いことだなあと思う。
敢えて挙げられた理由にしても、「私は好きではないけど相手にとってどうか」という観点だった。
今回の相手は上下関係が好きではないと思い込んでいたけれど、特定の先輩に対して好きでないだけであって、私には(形式上でも)先輩として扱ってくれているなと後から振り返ると思う。私は先輩として扱ってもらえるほどではない、とどこかで思っているんだろうな。
また他の人のセッションでは私から見ると「秘孔をついて一撃バラバラになる」みたいなセッションとか、状況説明多めのセッションではどういうところをついていくか、というものも学ぶことができた。
また、陽子さんのセッションメモはあの質問に対してかなり簡素な印象を受けるが、あれは情報を書いているだけであって、どこを質問するかは頭の中で再構成されているのだろうなといつも感じる。そこまで行けるようになるにはまだまだ練習が必要だ…。
(30代女性 千葉県)
ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございます。
そして、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
みなさまの人生がより自分らしく、楽しく充実したものになりますように。
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